ペットの火葬と葬儀が必要な人が増えています

ペットという呼び方さえ合わない時代

今や、ペットという言葉にさえも嫌悪感を覚え、家族やコンパニオンアニマルといった呼び方にこだわる人が増えています。
いずれも共通する意識として、家族同然の存在なのではなく、家族そのものなのだという強い思い入れです。
確かに犬や猫は人の心の機微を敏感に察知し、驚くようなことをいろいろやってくれます。

忠実な態度に感激

仕事や外出先から帰って来ても、家族は誰も出迎えにも来ないのに、犬は大喜びで迎えてくれます。
猫はきちんとお座りをして、まるで三つ指ついておかえりなさいませと言ってくれているかのような行動をすることは、
実際に彼らと暮らしたことのある人なら、少なからず経験していることです。
家の中のどこに行くときもくっついてまわり、ベッドや布団に一緒に入り、腕の中でぐっすり眠る子もいます。
時には寝言を言う場合や、お腹を無防備にさらして安心しきった姿で寝ている姿は、
心の底から信頼している人にしか見せないものです。
それでいて、ぐっすり寝ているから起こさないようにそっと動いても、すぐさま気配を察知して目を覚まし、
どこに行くのと問いかけるように見るなど、全面的な信頼を寄せてくれていることが分かります。
また、信頼だけでなく、その目には掛け値なしの好きという気持ちが込められていることに疑いの余地はありませんので、
人が動物に魅了されるのも無理はありません。

愛した人ほど注意が必要

犬なら毎日散歩に出かけ、用意したご飯を美味しそうに食べる様子に目を細めます。
遊んでほしいとねだってきたかと思えば、落ち込んだ時にはじっと顔を覗き込んだりと、犬は飼い主のことをいつも見ています。
かまってほしいときもあれば、大好きな飼い主さんが元気がないことを心配してもくれる存在です。
猫は幾分気まぐれなところはあるものの、そのツンデレな態度で楽しませてくれます。
そんな彼らを愛するなと言っても、おそらく無理でしょう。
全身全霊で愛してくれる彼らだからこそ、人は動物に対しては素顔をさらせるのです。
そんな全力で愛した人ほど、ペットを失った時には注意が必要です。
彼らの寿命は短く、いつかは旅立つ日がやってきますが、初めて飼った人は
いつかやってくる別れのときのことをあまり考えません。
ペットは常に明るく、ポジティブに暮らしているからです。
そのため、急にその存在がなくなってしまうと、かなりのペットロスに陥ってしまうのです。

愛したからこそしっかりお弔いをしよう

昨今、ペットの火葬や葬儀を行う業者が増えています。
人と全く同じように火葬し、お骨を上げ、供養塔やお墓を購入して納骨を行います。
ペットと暮らしたことがない人や、そもそも犬猫が嫌いな人にとっては茶番と映るかもしれませんが、
命あるものが天国へと旅立ったのですから、きちんとお弔いをしてやるのは、ペットと暮らしてきた人にとっては当然のことです。
亡骸が炉の中に入っていく時には、こらえきれない涙が溢れます。
そしてお骨になって上がってくると、ああ、天国へ行ったのだなと気持ちのどこかで踏ん切りがつきます。
それは、愛した子へ最後のさようならの気持ちと言えるでしょう。

家で弔う時間を作ろう

火葬後、すぐに納骨する場合、火葬の際と納骨の際には僧侶が読経してくれます。
これが、葬儀ということになりますが、火葬後、お骨をいったん家に持ち帰ることもできます。
大好きだった家に祭壇を作ってお骨を安置し、写真を飾ってお水やお菓子をお供えし、
お線香をあげてやることで、気持ちが落ち着いてきます。
手を合わせ、小さな御霊が天国へ無事に向かえるように祈ってやることもできます。
これを四十九日、あるいは百か日間行うことで、きちんと葬儀を終えたと実感できるようになります。
愛してやまなかった大事な存在だからこそ、きちんと火葬をしてお骨にし、
時期がきたら土に返してやることが、飼い主としてできる最後のお世話です。
火葬をして葬儀をすることは動物たちの御霊を弔うと同時に、愛する存在を失った飼い主を
ペットロスから救ってくれる、もっとも効果のある方法です。

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